安心のひと時を

日本で最初に新型コロナウイルス感染症患者が発生した、との報告があったのは2020年1月のことでしたが、あれから約1年半。あっというまに世界規模の流行となり、収束にはもうしばらく時間がかかりそうです。

これまでホテル喜良久では、お客様に安心してご宿泊いただけるよう日々衛生管理に努め、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策を様々に講じてまいりました。
マスク着装、度々の手指の消毒などはいうまでもありませんが、館内の清掃や消毒の頻度を増やし、「必要箇所への消毒液の設置」「レストラン等施設の収容人数の制限」「共用スペースの空間除菌」「カウンター受付時のソーシャルディスタンスの導入」「飛沫飛散防止スクリーンの設置」などを行っております。

また、終日ご利用いただける「温泉大浴場美肌の湯」と味自慢の朝食「手作り和定食」のご利用にあたり、今年の2月より客室に備え付けのテレビで、大浴場とレストランの混雑状況をリアルタイムでお客様にお知らせできるようにさせていただきましたところ、使いやすいとご好評をいただいております。
混雑状況を簡単にご確認いただくことで、お風呂やお食事をごゆっくりお楽しみいただくとともに、三密を防ぐことによっておくつろぎのひと時をさらに安心してお過ごしいただけることと存じます。

ウィズコロナの状況下にあっても、お客様に安心してご宿泊いただくことは私たちの責務です。
ホテル喜良久で気持ちよくお過ごしいただき笑顔でお帰りいただけますように、そして、ホテル喜良久でお過ごしいただく時間が少しでもご満足いただけるものでありますようにと願いながら、スタッフ一同日々安全管理を心がけております。

新しいロゴマークが輝く「ホテル喜良久」、今日も皆様のおこしを心よりお待ちしております。

ヒートショック・プロティン70

初夏の風を感じる今日この頃です。
じわじわ汗ばむこの季節、ビジネスホテル喜良久の温泉大浴場「美肌の湯」で汗を流してリフレッシュされてはいかがでしょうか。
ということで、今日は入浴にかかわるお話です。ヒートショック・プロテイン70(HSP70)というたんぱく質をご存知でしょうか?
しおれたレタスを50度のお湯につけると、シャキッとハリを取り戻します。このたんぱく質は、同様の効果を人間にもたらす可能性があると考えられています。つまり、ヒートショック・プロテイン70には、ストレスなどで損傷を受けた細胞を回復させ、元の状態に戻す働きがあるということです。

生活習慣の乱れや過度のストレスなどで自律神経の活動が低下してしまうと、体の調子を「活動モード」にしてくれる交感神経と「安静モード」にしてくれる副交感神経のバランスが乱れてしまいます。毎日元気に活動し毎晩安らかな眠りを得るためには、自律神経を整えておくことが大切です。
ヒートショック・プロテイン70は、細胞を修復し脳に深い睡眠を得られるように働きかけることによって、眠りの質を改善し自律神経を整える働きがあるといわれています。

「ヒートショック・プロテイン」の力は、温泉やお風呂につかるなど、熱の刺激によって発現するので「ヒートショック」という名前が付きました。40℃の湯に20分つかると、2日後の血中のヒートショック・プロテイン70の値が増えるという研究データが得られたそうです

 アルツハイマー病の予防や進行遅延への効果から、高齢者の温泉巡りは理にかなった健康法という研究論文もあり、またお肌のシミしわ予防にも効果が高いということで、化粧品メーカーなどでも研究が進められています。
 未来の医療費問題は、ヒートショック・プロテインで大幅に解決できるかもしれません。
今後の研究の発展が大いに期待されます。
※喜良久の温泉大浴場の湯温は42℃に設定しております。入浴時間等については、ご自身の体調等を考慮しながら、ご判断下さい。

おすすめ梅雨景色

ビジネスホテル喜良久のある山口県では、今年は5月15日に梅雨入りが発表されました。
例年より20日も早い梅雨入りで、今年の雨量が心配されるところです。
梅雨明けは7月19日で、こちらも早めの予想となっています。

さて、梅雨といえばあじさい。
重源の郷(山口市)の「あじさいロード」や、別名「あじさい寺」東大寺別院阿弥陀寺(防府市)、あじさい園が整備されている江汐公園(山陽小野田市)、夜間ライトアップされる光スポーツ公園あじさい苑(光市)などなど、山口県内各地ではそろそろ見ごろを迎えます。
雨が似合う花、あじさい。雨に打たれても生き生きと咲きほこるあじさいの姿は、見る人の心に安らぎや元気を与えてくれているようです。

そぼ降る雨の風情を楽しむなら、山口市宮野にある常栄寺雪舟庭がおすすめです。
大内氏が別邸として建てたもので、雪舟が築庭したといわれている庭園では四季折々にその表情を楽しむことができますが、雨の日はいちだんと風情が増すような気がします。

国の史跡・名勝に指定されている雪舟庭は、大きな池の周囲に園路を巡らす「池泉回遊式」の日本庭園です。いつもは鏡のように周囲の樹々を映している池の水面にいくつもの雨の波紋が広がる様を眺めていると、いつのまにか雪舟の水墨画の世界に迷い込んでしまったような、そんな境地に陥りそうです。

田んぼで田んぼで雨に揺れる苗、山から立ち上がる霧、雨雲を映す海の色。梅雨時だけの宝石のような景色の数々。
自然豊かな山口県だからこその「特別感」のある雨の日のお出かけは、いかがでしょうか。

ロゴマークが新しくなりました。

喜良久のロゴマークはかつて「㐂良久」と表記していた頃の「㐂」の文字を使ってデザインしました。
「『七』が3つでラッキーセブン」みたいで良くないですか?
泊まったお客様に幸運が訪れるといいなぁと思って、この文字を採用しました。
新しくなった喜良久をこれからもどうぞよろしくお願いします

黄色い丸に「七」3つ。よろしくお願いします!

外壁塗装が完了しました。

外壁塗装工事が完了しました。ご協力ありがとうございました。

今後とも湯田温泉ホテル喜良久をどうぞよろしくお願いいたします。

心のオアシス「一の坂川」

ビジネスホテル喜良久のある山口県山口市は、室町時代に大内氏が京都を参考に手掛けた街づくりにより、市内のそこここに趣深い景色を楽しむことができます。
市街を流れる一の坂川を京都の鴨川に見立てて街割りをした名残りは、今でも川岸の町並みに感じられます。

四季を通じて楽しめる一の坂川。
桜を筆頭に四季折々に両岸を彩る花々も見事ですが、緑の季節に草を揺らしながら通り過ぎる風の爽やかさや、雨や積雪の日のしっとりとした風情にも心を奪われます。
両側の道には古くからある喫茶店や飲食店に加え、雑貨店やおしゃれなカフェもあります。
派手さもなく何気ない小さな川ですが、山口市民のオアシスであることは間違いありません。

この一の坂川には、古くから天然記念物のゲンジボタルが生息しています。
市内の中心部を流れる川の宿命として、時代の流れとともに一時期は消滅しかけたゲンジボタルですが、「ホタル護岸工法」による改修と地元の人々の河川美化・愛護運動などの奉仕活動によって、今では毎年5月末から6月上旬にかけてたくさんのほたるたちが美しい乱舞を見せてくれます。
市街地にあり川の両岸をたくさんの人や車が往来するような環境にありながらも、これほどのゲンジボタルが生息している河川は珍しいのではないでしょうか。

一の坂川では、今年も5月29日から6月4日までの間は「ほたる観賞Week!」とされ、この時季が最もほたるが飛び交うといわれています。
初夏の夜に舞う幻想的なほたるの輝きは、心の疲れを癒してくれることでしょう。

川のせせらぎに耳を傾けながら、ゆったりとお楽しみくださいませ。

写真:「西の京やまぐち」より

ニューノーマルへ!

今年の春の土用は、4月17日から5月4日まででした。
春夏秋冬年4回ある土用のうち、春の土用は、例年ゴールデンウイーク期間にほぼ重なっています。そして、ウナギで暑気払いでおなじみの夏の土用は、夏休みの真っ最中にあたります。

土用は、陰陽道の土を司る「 土公神」という神様が支配する期間とされています。
土のご用をされる神様の邪魔をしてはいけないということで、土用期間中は土に触れる工事や農作業は行わない方が良いとされてきました。
また、土用の間はすべての方位が良くないと言われ、引っ越しや旅行は避けるべきといわれてきました。

昔の人々は毎回2週間続く土用の期間中を、ただひたすら静かにやり過ごしていたのかもしれませんが、現代の日本では、土用の解釈は大きく変化してきました。
工事や農作業、引っ越しや旅行は、土用に関係なくゴールデンウイークや夏休みに活発に行われています。
科学が発達していない頃の「当たり前」を、そのまま現代社会に当てはめるわけにはいかなくなりました。

最近ニューノーマルという言葉を耳にすることが増えてきました。
この言葉は「新常識」「新常態」「新しい生活様式」などと訳され、社会の変化によって新しい常識が定着することを意味します。
リモートで仕事をするスタイルも、ニューノーマルとしてコロナ後も活用されそうです。
私たちは、コロナ禍の中で新しい在り方をいくつも見つけ出しています。
時代の変化にともない自分たちなりの解釈で新しい道を作ってきた人類は、これからも新しい朝日に向かって進んでいくことでしょう。

ビジネスホテル喜良久も、外壁工事を終え新たな1歩を踏み出そうとしています。
この時代だからこそ元気にそして前向きにありたい、そんな願いとともに新たなロゴのもと新しい喜良久が動き始めました。
ビジネスホテル喜良久のニューノーマルの幕開けです。

お客様にこれまで以上にお喜びいただき、おくつろぎいただけますよう、スタッフ一同なお一層精進してまいります。
新生ビジネスホテル喜良久、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

喜良久外壁塗装後
宿泊棟の外壁塗装工事が完了しました。ご協力ありがとうございました。

覚醒!冷却!あくびの効果

桜の季節もとうに過ぎて夏の風を感じるこの頃になっても、どこか眠い、もっと眠りたい。
そんな気持ちを振り捨てて布団から出ると、思わず大きなあくびが出てしまう。そんな朝もありますよね。

ひと昔前までは、あくびが出るのは脳の酸素不足と考えられ、あくびが出るのは気持ちがたるんでいる証拠と判断されることもありました。
けれども、今ではその節が覆っているようです。

眠い時に出ることの多いあくびですが、実はそのあくびは覚醒を促すために出るそうです。
朝のあくびは、「さぁ朝だ、今日一日頑張ろう!」と脳が目覚めを促してくれているのかもしれません。会議中のあくびも、「今は寝ちゃダメだよ」と意識を覚醒させるために出るのだとか。

眠くないときに出るあくびは、脳をクールダウンさせるためだと考えられています。
脳が働きすぎているときや不安やストレスを感じているときには、脳内物質によって脳の温度が上昇するので、適温を保つためにあくびが出てしまうそうです。

あくびの研究はまだまだこれからで、今後もこれらの説が覆ることがあるかもしれません。
でも、あくびが体を守るための大切な反応であることには間違いありません。大いにあくびをして脳をリラックスさせましょう。

旅先でゆっくり体を休めたい、そんなお客様にはビジネスホテル喜良久のスーペリアシングルがおすすめです。
居心地の良いお部屋でおくつろぎいただき、クールダウンのあくびが出たらお休みのタイミング。寝心地の良いベッドでぐっすりとおやすみくださいませ。
朝は、覚醒のあくびとともに爽やかなお目覚めを。
温泉「美肌の湯」は早朝からでもお楽しみいただけます。お食事処ではビジネスホテル喜良久自慢の、心のこもった手作り朝ごはんが待っています。

体が喜ぶ充実のホテルステイ。あくびとともに、豊かにお過ごしくださいませ。

「 行こうよ。 やまぐちプレミアム宿泊券」第2弾!

2021年4月10日に、山口県限定「行こうよ。やまぐちプレミアム宿泊券」の販売が始まります。

「行こうよ。やまぐちプレミアム宿泊券」は、山口県内の取扱宿泊施設での宿泊やお土産購入などに使える額面5000円のチケットが、半額の2500円で購入できるというお得な宿泊チケットです。昨年に続いて、今回は第2弾となります。
山口県内の主要コンビニエンスストアでの販売に加え、山口県民限定としてWebでも抽選販売されます。

利用期間は、2021年4月10日(土) のチェックインから、2021年10月8日(金)の チェックアウトまでとなっていますが、期間中の①ゴールデンウイーク(4/29~5/5宿泊分)②お盆(8/13~8/16宿泊分)の期間はご利用の対象外となっていますので、お気をつけくださいませ。

また、今回は利用上限額が設定されており、1泊あたりの利用額がひとり2万円までとなっています。
第1弾ではゴージャスな宿泊施設をご利用されたお客様も、第2弾の今回は県内各地の様々なお手頃ホテルを楽しんでみられるのはどうでしょうか。いつもちょっとがんばって日帰りドライブをされている方も、この機会に宿泊つきのゆったりドライブはいかがでしょうか。

自然に恵まれ歴史的にも有名な名所旧跡が数多く存在する山口県を、さらに深く味わう良い機会です。
やまぐちを応援!やまぐちの魅力を再発見!
とってもお得な「行こうよ。やまぐちプレミアム宿泊券」で、プレミアムな山口旅をお楽しみくださいませ。

「行こうよ。やまぐちプレミアム宿泊券」は、もちろんビジネスホテル喜良久でもお使いいただけます!ぜひ、ご利用くださいませ。
ご来館を心よりお待ちしております。

・第2弾『行こうよ。やまぐちプレミアムキャンペーン』サイト
https://www.ikouyo-yamaguchi.jp/

春に羽ばたけ!

弥生3月、年度末のこの時期は進学・就職などで地元を離れる人が多い時期です。
山口県からも大勢の若者が新天地へと歩を進めて行かれることでしょう。
地元での思い出の数々が、新生活の中で心の支えとなる日もあると思います。
ふるさと山口はいつも皆さんにエールを送っています。

さて、春に山口県から飛び立っていくのは、人ばかりではありません。
3月下旬頃から、周南市八代ではナベヅルの北帰行が始まります。

ナベヅルは漢字では「鍋鶴」と書くように、鍋の底のようなすすけた灰色をしているツル科の渡り鳥で、国の天然記念物に指定されています。
本州では唯一山口県周南市の八代(やしろ)に飛来してくることから、昭和39年に山口県のシンボルとして県鳥に選定されました。

10月中旬頃、寒さの厳しいシベリアから越冬のためにやってきて、3月下旬にシベリアの空に向けて飛び立ちます。
日本とシベリアの距離は約2,000kmもあります。途中で命を落とすナベヅルも多く、過酷な旅を乗り越えて飛来し、そしてまた旅立っていくのです。

周南市八代は、江戸時代にはすでにナベヅルとのかかわりがあり、明治時代には捕獲を禁止し、歴史的に日本でいち早く野鳥保護を行った地域です。
八代の人々は、戦時中の食料不足の時であってもナベヅルに給餌を続け、保護に尽力してきました。
周南市八代地区には、この地で命を落としたナベヅルを埋葬したツル塚や、ナベヅルの様子を観察できる野鶴監視所もあります。

環境の変化から渡来数は減少傾向ですが、今年も無事に越冬を終えて、もうじき飛び立っていくナベヅルたち。
旅立ちの時、ナベヅルは一斉に飛び立ちます。列を組んで旋回しながら、遠いシベリアの空に向かって羽ばたいていきます。

この春旅立つ皆さんも、これから新たな人生の旅が始まります。
美しい羽根を広げて大空へ羽ばたこうとする皆さんの前途に、幸多きことをお祈りしています。