白狐の湯

Y385572044山口市の「湯田温泉ビジネスホテル喜良久」では温泉大浴場「美肌の湯」が好評をいただいておりますが、
湯量豊富な湯田温泉が今のように楽しむことができるようになったのは「白狐」のおかげだと言われています。

室町時代の頃、一匹の白狐が毎晩お寺の池に訪れていました。
白狐はその池に怪我をした足をつけに来ていたのです。
この様子をみていた和尚さんが不思議に思い、この池の水をすくってみたらほんのりと温かい。
不思議に思いさらに深く掘ってみると、こんこんと湯がわいてきました。

それが湯田温泉発見の逸話として伝わる話です。

掘った時に温泉とともに薬師如来像の金像もあらわれたそうです。
この仏像を拝んで湯浴みをすると難病がなおる!という言い伝えとともに「白狐の湯」は評判になり、現在の湯田温泉の発展につながりました。

白狐が自分の傷を癒やしていたように、湯田温泉はさまざまな症状に効能があります。
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、ぢ疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進などなど。
それに加え、アルカリ性が高い湯田温泉にはクレンジング効果があります。
肌の汚れを優しく落としてくれて、なめらかにしてくれます。

白狐がみつけた湯田温泉。
遠い昔の伝説に思いを馳せながら、喜良久自慢の温泉大浴場「美肌の湯」で癒やしのひと時をお楽しみください。

山口の銘菓 外郎

m_om003山口独自の味としてご紹介したいものはたくさんありますが、
外郎もそのひとつ。
というと「山口独自の味?外郎なんてどこも同じ味でしょ?」という声が聞こえてきそうですね。
確かに「外郎」というお菓子の製法はだいたいどこも同じようです。

外郎といえば名古屋の外郎が特に有名ですが、食べ比べるとその味や舌触りは山口と名古屋では大きく違いがあるのがおわかりになると思います。
「同じ外郎なのに?」という疑問はごもっとも。
その違いの理由はそれぞれの原材料にあるのです。

名古屋の外郎は米の粉を主原料にしているので、モチっとしています。歯切れもよく、重みのある外郎です。
山口の外郎はわらび粉や葛粉を主原料にしているので、なめらかで舌触りがよく、柔らかい食感の外郎です。

山口県以外の地域の外郎も、名古屋のように米粉を主原料にしています。
だから、山口の外郎は独自の味だと言えるのではないでしょうか。

山口の外郎は大内氏の時代に創製され、「黒外郎」から「白外郎」として発展していきました。
奥ゆかしいほのかな小豆の香りが、大内文化のなごりを今に伝えています。
優しい甘みで、後口が良いことも特徴のひとつです。

山口の外郎はおみやげとしても好評です。
生外郎はデリケートで日持ちがしませんが、真空パックの外郎は数日間の賞味期限があります。

湯田温泉にはいくつか外郎のお店があります。
「湯田温泉ビジネスホテル喜良久」にご宿泊の際のおみやげとして、おすすめの一品です。