すごいぞ防府!

湯田温泉ビジネスホテル喜良久のある山口市のお隣の防府市は、奈良時代に国府や国分寺がおかれ、当時の中心都市として発展しました。
天神様・菅原道真が太宰部に左遷される途中に立ち寄ったことから、日本三大天神の防府天満宮の前身「松崎天満宮」が創建されました。松崎天満宮は日本で最初に創建された天神さま」とされています。
にぎやかな繁華街の中にそっと佇む神社の中に前方後円墳があるなど、歴史とまちの賑わいが混在しているのが防府市の特徴です。

さて、そんな防府市の歴史スポットをつないだイベント「すごいぞ防府!秋の大規模イベント」が11月16日((土)10:00~15:00)に行われます。
毛利宗家の本邸の「毛利邸」から、1200年の歴史と数多くの文化財を有する「周防国分寺」を経て、「防府天満宮」の先にある俳人種田山頭火を紹介した「山頭火ふるさと館」までを一直線につないだイベントです。
歴史を堪能し、美味しいものをいただいて、ライブや買い物も楽しみましょう!という欲張りなイベントです。

「毛利邸」では国宝展とマルシェがあり、お屋敷は夕闇を背景にライトアップされます。「周防国分寺」では文化財の仏様の右手の特別公開や、境内では市内の有名店によるグルメイベントが、そして「防府天満宮」ではNHK「ドキュメント72時間」でおなじみの松崎ナオさんのライブあります。「山頭火ふるさと館」では雑貨マルシェ、周辺では日本酒イベントが行われます。
旧山陽道を含む約1.2キロにわたるイベント会場の沿道沿いでもマルシェが開催される予定です。ウォーキングや自転車での移動にピッタリで、当日は電動機付き自転車やタンデム自転車の貸し出しもあります。
深まる秋の一日を歴史のまちでお過ごしくださいませ。

山口の豪華給食

学校給食の歴史は、明治22年に山形県で実施したことが始まりとされています。その後徐々に全国に広がりました。
最近では、地元の食材の地産地消を目的に地域色豊かな献立が登場することが多いようですが、山口県にも豪華給食が登場する学校があります。

長門市と下関市では、毎年の恒例行事として2月の「学校給食・くじら交流の日」に、市内のすべての小中学校でくじらが給食の献立として登場します。
長門市は古式捕鯨で栄えたまちで、下関市は近代捕鯨発祥の地です。節分には「大きなものを食べて邪気を払う」という願いを込めてくじらを食べる習慣があります。
「古式捕鯨の里 長門」と「くじらの街 下関」ならではのメニューで、今年もくじらの竜田揚げを頬張る子どもたちの笑顔がニュースで流れました。

全校生徒25人の萩市立むつみ中学校では、毎年秋に学校林で自然に感謝し森林の役割や重要性を学ぶことを目的に野外授業が行われます。
授業ではまつたけ狩りが行われますが、まつたけはデリケートで、落ち葉が降り積もった腐葉土の土地には生えず、手入れが悪い山では育ちません。日頃から生徒と地域の方々が山を大切にしている気持ちが、まつたけの大量収獲という成果となります。
傷まないように丁寧に収穫されたまつたけは、給食で食べるだけでなく文化祭で松茸汁としてふるまわれるそうです。

海の恵み山の恵みは、きっと子どもたちの体と心を大きく育ててくれることでしょう。
湯田温泉のビジネスホテル喜良久では、さすがに給食はお出ししておりませんが、朝食には地元の海の幸山の幸をお楽しみいただけるように、工夫をこらしております。
子どもたちを育む山口の味をお楽しみくださいませ。