山口県には「幸せます」という方言があります。
「幸いです。うれしく思います。助かります。ありがたいです。便利です」という意味で使用されますが、優しい印象を持つことから、少しずつ全国に広まりつつあります。
以前にテレビ番組の「秘密のケンミンSHOW」でも紹介されたようですが、公文書でも普通に使われることもあるとのことです。
山口市のお隣の防府市では、地域ブランドとして様々な「幸せますグッズ」も販売されています。
さて、こちらも全国的に知られつつありますが、下関市では河豚を“ふく”と呼びます。
もともとの謂われはいろいろあるようですが、“福”にかけて“ふく”となったというのも、定説のひとつです。
江戸時代に書かれた書物にも「長州赤間ヶ関(今の下関)の辺にて河豚は福の意義なればとて、祝儀事の贈物に用いて大に珍重するよし」とあるそうです。
「おいでませ」も有名ですが、地元民にとっても温かみのある方言です。
そんなほっこりする言葉の飛び交う山口県、おいでてくださると幸せます(いらしてくださるとうれしいです)。