名建築!「山口県政資料館」

山口市湯田温泉のビジネスホテル喜良久がある山口市は県庁所在地です。
現在の山口県庁舎は1984(昭和59)年竣工の地上15階地下1階のビル様式ですが、大正5年に完成した旧県庁舎は大正建築の粋を集めた後期ルネサンス様式のロマンチックな建物で「山口県政資料館」として現存しています。
この「県政資料館」は旧県庁舎と旧県会議事堂からなっています。
これらは明治建築界の三大巨匠のひとり妻木頼黄(つまきよりなか)指導の元、「関西建築界の父」武田五一(たけだごいち)と、数多くの公共建築を手がけた大熊喜邦(おおくまよしくに)によって設計されました。
後に国会議事堂建設に携わることになる気鋭の建築家たちの手によるものだけに、現在は国の重要文化財に指定されています。
西洋の近代的な建築様式を積極的に取り入れている一方で和建築の風情も残すという、高い建築技術とセンスに驚かずにはいられません。
洋と和の融合に加え、政治を行う建物としての気品にもあふれており、一見の価値のある建築物です。
旧県庁舎が建っているのは、幕末期に藩主の居城として建築された山口城があった場所です。
今も当時の堀や土塁、石垣の一部や、県の重要文化財の旧山口藩庁門が残っています。
建築物好きの方ばかりでなく、歴史に興味のある方にはぜひお立ち寄りいただきたい観光ポイントです。
山口市内観光はタクシーかレンタカーがおすすめです。
お気軽にフロントにお問い合わせくださいませ。

2月の花だより

まだまだ小雪がちらつきコートの襟を立てて歩くような寒い日もありますが、そろそろ春の花だよりが届きはじめました。
今月16日から3月21日までの間、萩市の笠山椿群生林では「萩・椿まつり」が開催されます。
日本海からの風は冷たく感じられますが、2万5千本のヤブツバキの花々が咲き誇る遊歩道を散策すると心がほっこりしてきます。
あわせてこの時期には山口県内各地で梅まつりが開催されます。
観梅スポットはたくさんありますが、山口市湯田温泉のビジネスホテル喜良久のある山口市内では、古熊神社や国宝の瑠璃光寺五重塔のある香山公園がおすすめです。
国宝を背景した梅の花にはなかなかの趣があり、インスタ映えスポットとしておすすめです。
ひと足はやく桜を楽しみたい方には、下松市笠戸島や熊毛郡上関町城山の河津桜はいかがでしょうか。
早咲きの河津桜は、2月中旬頃には可憐で可愛らしい桃色の花を咲かせてくれます。
また、この時期、水仙の花を楽しむなら山陽小野田市の縄地ヶ鼻公園と熊毛郡上関町の上盛山展望台が名所です。
特に上盛山展望台はアクセスの悪さと寒風で見物客が少ないのがむしろウリとなっており、1万を超える水仙の花々を独占して見学できます。
山口県の花だより、3月下旬から待ち遠しい桜の便りも届きます。
春はすぐそこですね。

萩・椿まつり
http://hagishi.com/search/detail.php?d=900047
古熊神社
https://www.furukumajinja.com/
上関町城山・上盛山展望台

景観