皆様に感謝をこめて、年末のご挨拶をさせていただきます。

早いもので、年末のご挨拶をさせていただく時期となりました。
本年も、皆様のご愛顧に支えられた一年でした。
皆様の笑顔と励ましの言葉が、私たちの支えになりました。
この場をおかりいたしまして、厚く御礼申し上げます。

本年はホテル喜良久にとりまして、ステップアップの年となりました。
宿泊棟の外壁の塗装工事を実施し、ちょっとおしゃれにお色直しをさせていただきました。
ロゴマークも新しくなり、ご宿泊のお客様に幸運が訪れますようにとの願いを込めて、縁起の良い数字とされる七が3つ並ぶ「㐂」を使ったデザインとなりました。
以前は喜良久の喜は「㐂」の文字を使っておりました。創業当時の想いを受け継ぎながらも、新しい風が感じられるちょっとモダンなデザインは、皆様にも好評をいただいております。
客室内のテレビには機能を追加し、朝食会場やランドリー、大浴場の混雑具合がお部屋に居ながらにしてわかるようになりました。
そして何より嬉しいことは、一時的にお休みしておりました喜良久自慢の「朝食バイキング」が再開されたことです。
皆様からもお喜びの声をたくさんいただきましたが、県内産の野菜をふんだんに使い、手作りならではの温かみのある美味しい朝食を再び提供させていただけることは、このうえもない喜びです。
振り返ってみると、おかげさまで、良い1年を過ごすことができました。

来たる年も、より一層のおもてなしの向上を図るようスタッフ一丸となり誠心誠意努力する所存でごさいます。
ひき続きご愛顧いただけますよう、従業員一同心よりお願い申し上げます。

2022年が、皆様にとって輝かしい年となりますことを、心よりお折り申し上げます。
どうぞ皆様、よいお年をお迎えくださいませ。

ホテル喜良久 スタッフ一同

日本で一番古い天神様「防府天満宮」

ホテル喜良久のある山口市は、山口県のほぼ中央に位置します。
そこから国道262号線で瀬戸内海方面に向かうと、防府市に入ります。
防府市は古くから国府として栄え、瀬戸内海に面していることから交通の要衝としても発展しました。
その防府市には防府天満宮があります。
防府天満宮で祀られているのは、いうまでもなく菅原道真公です。
大変優秀な人物であったとのことで、没後1100年以上たった今でも「学問の神」・「詩文の神」・「書道の神」・「芸能の神」として多くの人から慕われ続けています。

さて、そんな防府天満宮ですが、その謂れから、日本で一番古い天満宮だといわれています。
道真公は無実の罪で左遷され、九州に西下の途中に防府に立ち寄られました。帝のおられる京都とは、まだ地続きの松崎(防府)の地で「無実の知らせ」が届くのを待っていたいと願われたそうです。
大宰府で道真公が悲運のうちに生涯を終えられたその日に、防府市の勝間の浦にご神光が現れ酒垂山には瑞雲がたなびいたことで、道真公の御霊が防府の地にお戻りになったと悟った人々は、翌年に「松崎の社」を建立しました。
このお社が日本で最初に創建された天神様であり、今日の防府天満宮となっています。

冬を迎え本格的に受験シーズンとなり、受験を控えた参拝者が増える頃になりましたが、コロナ禍の今は「合格祈願」の絵馬を送付して奉納される方が多くなっているようです。
境内の絵馬奉納所にずらりと並んだ絵馬からは、人事を尽くして天命を待つその気持ちがこちらにもひしひしと伝わってまいります。
どうぞ、道真公のご加護が、皆さんに降り注ぎますように。