ヒートショック・プロティン70

初夏の風を感じる今日この頃です。
じわじわ汗ばむこの季節、ビジネスホテル喜良久の温泉大浴場「美肌の湯」で汗を流してリフレッシュされてはいかがでしょうか。
ということで、今日は入浴にかかわるお話です。ヒートショック・プロテイン70(HSP70)というたんぱく質をご存知でしょうか?
しおれたレタスを50度のお湯につけると、シャキッとハリを取り戻します。このたんぱく質は、同様の効果を人間にもたらす可能性があると考えられています。つまり、ヒートショック・プロテイン70には、ストレスなどで損傷を受けた細胞を回復させ、元の状態に戻す働きがあるということです。

生活習慣の乱れや過度のストレスなどで自律神経の活動が低下してしまうと、体の調子を「活動モード」にしてくれる交感神経と「安静モード」にしてくれる副交感神経のバランスが乱れてしまいます。毎日元気に活動し毎晩安らかな眠りを得るためには、自律神経を整えておくことが大切です。
ヒートショック・プロテイン70は、細胞を修復し脳に深い睡眠を得られるように働きかけることによって、眠りの質を改善し自律神経を整える働きがあるといわれています。

「ヒートショック・プロテイン」の力は、温泉やお風呂につかるなど、熱の刺激によって発現するので「ヒートショック」という名前が付きました。40℃の湯に20分つかると、2日後の血中のヒートショック・プロテイン70の値が増えるという研究データが得られたそうです

 アルツハイマー病の予防や進行遅延への効果から、高齢者の温泉巡りは理にかなった健康法という研究論文もあり、またお肌のシミしわ予防にも効果が高いということで、化粧品メーカーなどでも研究が進められています。
 未来の医療費問題は、ヒートショック・プロテインで大幅に解決できるかもしれません。
今後の研究の発展が大いに期待されます。
※喜良久の温泉大浴場の湯温は42℃に設定しております。入浴時間等については、ご自身の体調等を考慮しながら、ご判断下さい。