本年4月30日をもって平成という時代が終わります。
「大化」に始まった元号は、江戸時代までは天皇在位中に何度も改元することが可能でしたが、明治時代から「一世一元」新天皇の即位とともに新元号が定められることになりました。
次の元号は4月1日に発表されるそうですが、どんな元号になるのか楽しみですね。
今回は皇室にちなんだちょっとレアな場所をご紹介します。
山口県内には皇室ゆかりの殯斂地(ひんれんち)があります。
殯歛地とは仮埋葬所のことですが、宮内庁管轄の殯斂地は、実は全国で山口県内の2箇所だけなのです。
ひとつは下関市長府にある第14代天皇である「仲哀天皇」のご殯斂地。
もうひとつは当ビジネスホテル喜良久のある山口市に隣接する防府市桑山にあります。
こちらは第31代天皇である用明天皇の子供で、聖徳太子の弟の「来目皇子」のものです。
弥生時代の仲哀天皇と、飛鳥時代の来目皇子。
時代は400年近くも異なるお二人ですが、ご両名とも戦の途中のご薨去で、後に大阪の墓所に本埋葬されています。
「明治維新」でおなじみの山口県ですが、各所に古来の遺跡の数々が残されており、往時を偲んだ歴史旅のテーマに事欠かきません。
春の風にいざなわれて山口の歴史を訪ねる旅、おすすめです!