お疲れさまでした「DLやまぐち号」、おかえりなさい!「SLやまぐち号」

JR山口線は、山口市から島根県の益田市までをつなぐ鉄道路線です。
そのJR山口線の新山口駅から津和野駅までの間を、3月から11月までの土日・祝日に「SLやまぐち号」が1日1往復しています。
「SLやまぐち号」は「デゴイチ」の愛称でお馴染みの蒸気機関車D51-200号機と、その端正な姿から「貴婦人」と呼ばれるC57-1号機が、交代で客車を牽引しています。
今年はD51-200号機とC57-1号機ともに検査・修繕を実施することとなり、代わりの牽引車両として3月からディーゼル機関車が「DLやまぐち号」として登場していました。

最盛期には全国各地で活躍していたDD51型ディーゼル機関車ですが、最近では定期運用からはずされるなどで、その姿を目にする機会が少なくなりました。

そんな希少なDD51型ディーゼル機関車が客車を牽引する姿はさらに珍しく、特別な観光列車「DLやまぐち号」として見事にピンチヒッターの役目を果たしてくれました。DD51型ディーゼル機関車、お疲れさまでした。
当館のフェイスブック記事でもご紹介しておりますが、先月10月23日から、「デゴイチ」こと蒸気機関車D51-200号機が、検査・修繕を終えて山口線に戻ってまいりました。
旅の始まりの幕開けとなる蒸気機関車の汽笛。あの「ポー」が、週末の新山口駅構内に鳴り響いています。
今年は12月19日まで運行延長されます。去年の山口県の初雪は12月14日でしたから、今年は紅葉ばかりでなく、雪が舞う冬景色を車窓から楽しむことができるかもしれません。

1979年8月から正式運行された「SLやまぐち号」は、JR山口線にはなくてはならない存在となっています。人気の運行なので、ご予約はお早めにどうぞ。

「SLやまぐち号」運行状況などはこちらから
https://www.c571.jp/schedule//