花の山口

草木が芽吹き、春の盛りとなりました。
新型コロナウィルス感染症の勢いはなかなか衰えませんが、季節はとどまることなく移ろっています。
山口市内も桜のあとはツツジやシャクナゲ、藤の花などが見ごろを迎えます。
新緑の中に花々が咲き誇る様には、自然の生命力の美しさが満ちあふれていますね。

花は見るだけでも心が洗われますが、甘い香りにも癒されます。
花々の香り成分には、思いがけない効果効能があるそうです。
例えば藤の花に含まれるベンジルアセテートなどの香気成分には、老化の原因物質である活性化酸素を抑える抗酸化作用があるとか。
桜の葉や花を塩漬けにするとクマリンという成分が生成されてあの独特の桜の香りが生じますが、それにはリラックス効果があるといわれています。
ということは、疲れた時のおやつは桜餅がいいかもしれません。
驚いたことに、芍薬にはゲラニオールをはじめ、あらゆる花の芳香成分が含まれているのだそうです。効能満載な感じですね。

湯田温泉のビジネスホテル喜良久のある山口市の阿東地区の十種ヶ峰には、山芍薬の自生地があります。
可憐な花々が一面に咲く景色は、険しい山道を登った人だけのご褒美です。
登山のあとは喜良久の温泉大浴場「美肌の湯」でおくつろぎくださいませ。
花々が咲き揃う山口で、皆様のご来館をお待ちしております。